ファイバーアンプ Azur 近赤外CWファイバーレーザー用増幅器
Azur Light systems社について
アズールライトシステムはフランスレーザー産業の中心地であるボルドーに位置し、ボルドー 大学やALPhANOVが開発した革新技術をベースに独自の技術を融合した全く新しいファイバーレーザーメーカーです。このシステムは、縦モードシングルで488nm:~2W、515,532nm:~10W、976,1030,1064nm:~50Wでビームプロファイルが良くノイズの少ない安定した高出力が得られる小型空冷ファイバーレーザーです。またNIR域のアンプリファイヤーも製造しています。
高出力も可能な最高性能のCWファイバーレーザーアンプ
CWファイバーレーザーに最高性能を求めたAzur Light System社によってビーム品質、ビーム安定性、驚きの狭線幅、低ノイズすべて取り揃えた製品が誕生しました。
高出力も可能で波長1064nmでは驚異の130Wタイプもリリースされました。
MOPAといわれる特許技術を用いており、シーダー+高出力増幅器+光学ヘッドの3つの独立した部分で構成されています。このシーダーを除いたアンプを中心とした製品になります。
シーダーの狭線幅や偏光比をキープしたまま低ノイズ、高出力まで増幅することが可能で、非常に美しい横モードを出力することができます。
また、そのビーム品質、線幅、ノイズの少なさから重力波のようなハイエンドなアプリケーションにも使われています。
製品特徴
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MOPAテクノロジー
この技術により最高品質の単一波長ファイバーレーザーが可能となりました。各波長でのアンプや特注にも対応します。
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シーダーをノイズなく増幅可能!
10Hz~10MHzの周波数範囲においてRIN測定結果が増幅前と比べてほぼ同じです。RMS <0.02%と驚異的な数字を実現しています。シード光のビーム形状をほとんどキープしたまま高出力に増幅することができます。
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ビーム位置安定性および出力安定性の高さが抜群です
長時間の出力安定性(8時間)は± 0.5%以内と非常に安定したアンプです。短時間の出力安定性< ± 0.3%と遜色ありません。また、ビーム位置安定性においても <± 0.5μrad/℃ と優れた値を持っています。
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シーダーの線幅をキープしたままの増幅が可能!
線幅は用意したシーダーによって異なります。3kHz以下の狭線幅シーダーにも対応でき、線幅をキープしたまま増幅可能です。驚きの狭線幅を持った高出力のレーザーを作ることができます。
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超高出力!1064nmで130Wがリリース
1064nm用で130Wの増幅が達成されました!シーダーを選ぶことで線幅<50KHz、M2が1.1以下の性能をもつファイバーレーザーを可能にし、重力波、光格子などノーベル賞級のハイエンドなアプリケーションに対応できます。
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多彩なアプリケーションが可能
原子物理学・ホログラフィー・アルゴンレーザーの置き換え・レーザードップラー流速計等といった様々なアプリケーションに対応可能です。要求の厳しいアプリケーションに適したファイバーレーザー用のアンプです。
仕様
波長(nm) | 976±0.5 | 1030±0.5 | 1064±0.5 | ||
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出力(W) | 2, 5, 10 | 10, 20, 50 | 130 | 10, 20, 50 | 130 |
入力光源(mW) | 10-100 | ||||
ノイズ(RMS) | <0.2% | <0.02% | |||
ポインティングスタビリティ(µrad/℃) | <±0.5 |
製品寸法
必要電源 | 90-240 V / 50-60 Hz | |
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冷却方法 | 空冷 | |
サイズ (L*W*D) | 460*460*130 mm | 460*440*260 mm |
注意事項
※商品のデザイン、仕様は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。詳細は各営業担当までお問合せください。