レーザービームアナライザーシステム HAAS Laser Technologies (M2測定器)(デモ機あり)
HAAS Laser Technologies Inc.社について

レーザー出力がますます大きくなり、ファイバーレーザーなどは~100 kW程度のものも数多く加工用途等に使用されています。加えて、加工精度の向上やタクトタイム短縮化も必要となり、ビーム品質の検査におけるビームプロファイルの測定が大変重要になっています。ハースではそれらのご要求にきめ細やかに対応すべく、インラインで使用できるビームプロファイラーを極低出力より高出力用まで数多くの機種を揃えています。また、高出力レーザー使用時に発生する熱レンズ効果を補正するレンズシステム(TLC)や、レーザープロセスヘッドなども取り扱っています。

M2のリアルタイム計測を実現!
ファイバーレーザーなどの高出力化に伴い、ビーム品質(M2)やプロファイルを測定する必要性がますます高まっています。HAASではそれに対応すべく、インライン、リアルタイムで使用できるビームアナライザーシステムを低出力から高出力レベルまで数多く取り揃えています。世界的な研究所やメーカーで続々導入されています。
※ご希望の際は下記お問い合わせフォームより”デモ希望”とお書きの上、ご連絡ください。
製品特徴
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低パワーからkWクラスレーザーまで対応
写真:10 kWファイバーレーザーにおけるM2および熱レンズ効果のリアルタイム測定の様子。
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独自のエタロン光学系を採用(US Patent)
可動パーツがなくコンパクト、高い堅牢性レーザービームを2枚のエタロン間で反射、一部透過させることで、複数のビームスポットを同時に観察することができます。
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ISOレーザービーム計測に準拠
ISO準拠で世界標準のデータを計測できます。
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オートキャリブレーション機能搭載
通常はオートキャリブレーションで正確な測定が可能です。
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高精度モデル、デュアルカメラシステムあり
お客様に合わせたカスタマイズ化が可能
写真上:高精度モデル
写真下:デュアルカメラシステム
仕様
BWA-CAM
測定M2値 | 1~40(実績値) |
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主なリアルタイム測定データ | M2、BPP、ビーム径、レイリーレンジ |
ビーム径 | 50~2000 µm(2Mピクセルカメラ使用) |
波長 | 266, 325~1200 nm |
測定パワー(最大) | CW:30 kW @ 1075 nm(実績値)、パルス:1 GW/cm2 @ 800 nm *外部アッテネーター使用 |
主な機能 | 3D表示、自動レポート作成、QCチェック、ログ記録 |
インターフェース | ギガビットイーサネット |
エクスポートデータ | データシート、RAWデータ |
計測時間 | 40~166 msec(PC性能による) |
繰り返し測定精度 | < ±0.5% |
キャリブレーション | 自動 or ユーザーによる手動 |
機械仕様

オプション

外部アッテネーター、減光フィルター、トリガーケーブルなど
外部アッテネーター:ダブルウェッジ構造で、反射率は約0.2%です(99.8%減光)。
減光フィルター:吸収型NDフィルター(OD=2, 3, 4ほか)、BWA-CAM内部に取り付けます。
トリガーケーブル:パルスレーザーで繰り返し周波数が50 Hz以下の時、同期を取る必要があり、本ケーブルを使用します。
注意事項
・製品をご購入いただいたお客様は、専用ソフトウェアのアップグレードを無料でご利用いただけます(ウェブからのダウンロード)。
・商品のデザイン、仕様、外観、価格は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。詳細はお問い合わせいただきますようお願いいたします。
応用例
高出力ファイバーレーザーの測定実験
10 kWファイバーレーザーのM2を測定した時の様子(BWA-CAMは旧モデルを使用)。これまで30 kWまでの実績があります。
